下記「試験別一覧」の4択問題を対象にしています。
これら試験の解答・解説には、多くの参考書やWebサイトがあるのに、あえて自作したのは、Webの特長を活用して、学習の便宜を図りたいと思ったからです。
操作方法
試験問題名は[aabbc-dd]の形式にしています。
aa:試験名。ITパスポート試験試験(ip)、基本情報技術者試験(fe)など
bb:実施年度の西暦下2桁(ITパスポート試験は問題公開年度)
c :春秋2回実施のときは、春期=1、秋期=2
dd:問題番号
例 ip151-12 → ITパスポート試験、2015年春期、問12
参照:試験別一覧
(複数の試験問題名がある場合は、ほぼ同一問題であることを示します)
ボタン
- 試験別問題検索:"ip151"→該当試験全体、"ip151-12"→問12にポインタ移動
参照:試験別一覧 - 体系区分問題検索:体系別に整理した問題の表示。体系の区分を指示します。
参照:体系区分一覧 - キーワード問題検索:各問題に私が設定したキーワードに合致した問題を最近順に表示します。
キーワードは、英数字も原則として全角で指定します。全文一致です。
「体系区分」では、各問題は一つのタイトルに属するとし、原則として正解の設問を対象にしているので、検索には不向きです。
「キーワード」は、問題文だけでなく、解答で用いたものも含みます。頻出する用語はカットしています。 - 選択問題全文検索:Googleのサイト内検索により、選択問題全体を検索します。
- Web教材全文検索:Googleのサイト内検索により、「Web教材」(教科書)全体を検索します。
- Webtext全文検索:通常のGoogle検索です。全Webサイトから検索します。
体系区分問題検索とキーワード問題検索およびヘルプははこのページに、他は別ページに表示されます。
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コード体系についての問題。 -------------------------- 基本情報技術者試験 令和元年度 秋期 午前 問23 コードから商品の内容が容易に分かるようにしたいとき、どのコード体系を選択するのが適切か。 ア 区分コード イ 桁別コード ウ 表意コード エ 連番コード --------------------------
解説 コード:code 名詞としては記号、符号、規範、規約、など。 他動詞としてはプログラムする、暗号にする、など。 自動詞としては死亡するという意味があるらしい。急な変化。ほんと?
各選択肢のコードを解説する。
選択肢ア:区分コード(分類コード)
似ている項目毎に区別をつけるようにしたコードのこと。
例えばスーパーマーケットで、
- A0001 ~ A9999 は野菜のコード
- B0001 ~ B9999 は魚のコード
とするようなもの。
A で始まるものは野菜、B で始まるものは魚と区別がつく。
一方で、前提知識なしで番号(例えば A0226)だけ見てもそこから内容を推測することはできないので、問題が聞いているように商品の内容を推測することはできない。
Linux のユーザ ID(uid) でこの考え方を使うことをよく目にする。
- uid=2000 番台はシステム管理者向け。
- uid=4000 番台は通常利用者向け。
通常利用者が 1000 人以上いると 4000 番台だけでは足りなくなるので考慮が必要。
それを気にしないで安易に 5000 番台を使いだすと管理ツールで不具合が起きたりする。
選択肢イ:桁別コード
コードの各桁の位置ごとに意味があるコードのこと。
学生番号や社員番号でよく使われている。
2021 年度の情報学科(08)の名前順で 26 番目の学生番号は 2021080026 とか。
※ "2021" "08" "0026" をつなげたもの。
申込の受付番号とかにもよく利用されている。
e-Tax で確定申告すると、受付番号が 2021-0218-1632-1621-1230 のようになる。
先頭から 2021年、2月 18日、16時 32分、あとは秒と、追加の情報かな。
全て時間だけにすると全く同時の申請に同じ受付番号が振られて誤動作を起こすことがあり得るので、それを回避するような仕組みは必要。
選択肢ウ:表意コード
表意の名前の通り、"意" 味を "表" すコードということ。
コードを見ればなんとなく意味(内容)がわかるようなコードのこと。
問題文の「コードから商品の内容が容易に分かるようにしたいとき」ともあっているので、問題の正解は選択肢ウの表意コードになる。
表意コードでよくみかけるのは国名を表すコード。
- 3桁のもの JPN、USA、ITA(ISO 3166-1 alpha-3)
- 2桁のもの JP、US、IT(ISO 3166-1 alpha-2)
何も前情報がなくても、JPN、USA 、ITA と書いてあれば国のことだろうとわかる。
選択肢エ:連番コード(順番コード)
データに対して順番に連続した番号を割り当てるコードのこと。
当然、コードの番号から内容を推測することはできない。
データベースにデータを格納するときに主キーにできる属性が無い場合に、追加で連番コードを振って主キーとすることがある。
前後の問題はこちら。
koki2016.hatenadiary.com
コードってシステムを設計、開発するときにちゃんと考えておかないと後々面倒なことになります。コードブルー,コードギアス
2021.07.22
コードってシステムを設計、開発するときにちゃんと考えておかないと後々面倒なことになります。コードブルー,コードギアス
基本情報技術者試験 2019年(令和元年) 秋 午前 問23 を考えてみましょう。
<問題>
コードから商品の内容が容易に分かるようにしたいとき,どのコード体系を選択するのが適切か。
<選択肢>
(ア) 区分コード
(ア)が正解
区分見たって内容わからないでしょうよ。違いますよ。
(イ) 桁別コード
(イ)が正解
桁見て商品の内容わかります?いいえ、わかるはずがない。違います。
(ウ) 表意コード
(ウ)が正解
「意味」を「表す」のだからこれが正解ですね。おめでとうございます。
(エ) 連番コード
(エ)が正解
連番って一番意味わかんない。あなたセンスないですね。
コードから商品の内容が容易に分かるようにしたいとき,どのコード体系を選択するのが適切か。
ここから私の思考です↓
ちなみに青字は文章を読んだ際の私の頭の中です。
<問題>
コードから商品の内容が容易に分かるようにしたいとき,どのコード体系を選択するのが適切か。
まぁデータにコードをつける場合はいろいろ考えなきゃいけないですよね。
商品の内容っていうんですから、コードを見て意味がわかるようでないといけませんね。
例えば、、、
アンドロイドの黒色のスマホなら → and_b
アンドロイドの白色のスマホなら → and_w
iphoneの黒色のスマホなら → iph_b
iphoneの赤色のスマホなら → iph_r
とかですかね。
なんとなくいけそうな気がするので進んでみましょう。
<選択肢>
(ア) 区分コード
区分ってあれですよね。地域とかで付けられるようなやつですよね。
3TAとか、5BZとか、
これでは意味はわかりません。違う。
(イ) 桁別コード
桁別??4ケタ目までは製造年、5~6ケタは製造月、7~8ケタは製造日、9~10まではライン名
みたいなそんな感じの付け方でしょうか?
商品の意味まではパッと分かりそうにもないですね。これも違うな。
(ウ) 表意コード
「意味」を「表す」コード、もうこれでしょ。ITとか、情報とか関係なく、日本語としてこれが正解でしょ。
(エ) 連番コード
連番ってコードの中でも一番意味ないやつですやん。違う。
ということで正解は(ウ)!!
正解は(ウ)です。
よっしゃ!だと思った!!
商品の意味が分かるようなコードのことを「表意コード」と言います。文言の通りですね。
区分コード
桁別コード
表意コード
今回の問題は簡単でしたね。
今回の問題には選択肢のボタンを押すと少し動きのあるような形にしてみました。
やっぱ自分で動かすことができるようになるとおもろいですね。
今後の記事にはこの選択肢がボタンになるやつ、を反映させていこうかと思います。
では、最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも勉強頑張ってくださいね。
私も頑張ります。