Visual Studio にはソリューション・エクスプローラ・ウィンドウがあり、このウィンドウを使用してソリューションとプロジェクトを探索、管理できます。このウィンドウを開くには、[表示 > ソリューション エクスプローラ] を選択します。
ソリューション・エクスプローラには、ソリューションを構成するプロジェクト、プロジェクトに含まれ物理ハード・ドライブにあるファイルとフォルダ、およびプロジェクトが参照するアセンブリ、COM オブジェクト、またはファイルなどが表示されます。ソリューション・エクスプローラのコンテキスト・メニューにある各種のコマンドを使用して、プロジェクトを管理できます。
デフォルトのビューまた独自の仮想フォルダを作成し、選択したファイルをグループ化することもできます (ファイルは 1 つの仮想フォルダのみに属します)。各ファイルはファイルの種類が異なってもかまいません。
- ソリューション・エクスプローラのツールバーで、(保留変更フィルタ) アイコン横の矢印をクリックし、エラー・フィルタ またはエラーと警告フィルタ をクリックして、エラー発生や、さらに警告表示の原因となるファイルを表示します。
- 終了したら、ソリューション・エクスプローラのツールバーにあるエラー・フィルタ・アイコンをクリックしフィルタをオフにして、プロジェクトのデフォルトのビューに戻ります。
- ソリューション・エクスプローラで
をクリックし、ファイルが依存するコピーブックを展開して表示します。
ソリューション・エクスプローラで [選択された項目のプレビュー] がオンの場合、コピーブックをクリックするとそのコピーブックが開きエディタでプレビューできます。
ソリューション エクスプローラーの仮想ビューを使用して、プロジェクトのファイルを容易にナビゲートし表示できます。仮想ビューでは、プロジェクトのファイルがファイルの種類に応じて仮想フォルダーに論理的にグループ化されます。
ソリューション エクスプローラーで仮想ビューを切り替えるには、
ファイルが仮想ビューに表示されるように、ファイルをプロジェクトに追加する必要があります。仮想ビューでは、プロパティの [Copybook Paths] タブで参照されるフォルダーに格納されていても、プロジェクトには属さないコピーブックは表示されません。
- 仮想フォルダーはファイルのプレースホルダーとして使用され、ディスクには存在しません。
- デフォルトの仮想フォルダーを使用するか、またはカスタムのフォルダーを追加または削除できます。
- ファイルを仮想フォルダー間で移動できます。移動してもディスク上のプロジェクト構造は変わらず、どのファイルも削除されません。
デフォルトの仮想フォルダー
仮想ビューをともなうソリューション エクスプローラーにはプロジェクトの論理ビューが表示され、デフォルトで、仮想フォルダーにあるプロジェクト ファイルがファイルの種類に応じてグループ化されます。
Visual COBOL には次のデフォルトの仮想フォルダーがあり、指定されたファイル拡張子に次のように対応します。
- COBOL ソース - .cbl、.ccp、.cob、.COBOL、.eco、.pco、.sqb 拡張子
- コピーブック - .cbl、.cob、.cpf、.cpv、.cpy 拡張子
- リソース - .rc、.resx 拡張子
仮想フォルダーがサポートする拡張子を確認するには、次のようにします。
- ソリューション エクスプローラーで仮想フォルダーをクリックし、サポート対象の拡張子を [プロパティ] ウィンドウに表示します。
ウィンドウが表示されない場合は、[表示 > プロパティ ウィンドウ] をクリックします。
- この仮想フォルダーがサポートする拡張子を確認します。
カスタムの仮想フォルダー
カスタムの仮想フォルダーを作成し、選択したファイルをグループ化できます (ファイルは 1 つの仮想フォルダーにのみ属します)。追加するファイルは種類が異なってもかまいません。
IDE では、プロジェクト ディレクトリの ProjectName.cblproj.filters ファイルにプロジェクトのカスタム フォルダーについての情報が保存されます。カスタム仮想フォルダーについての情報を保持するには、プロジェクトを共有するかまたはプロジェクトをソース制御に追加するとき、このファイルをその他のプロジェクト ファイルとともに必ず含めてください。
ソリューションエクスプローラーを利用してフォルダー (ディレクトリ) を作成する
ソリューションエクスプローラーを利用してフォルダー (ディレクトリ) を作成する手順を紹介します。
手順
Visual Studioを起動し、ソリューションファイルを開きます。
ソリューションエクスプローラのウィンドウを表示します。フォルダを作成したいツリービューのノードをクリックして選択します。
プロジェクトノードを選択するとプロジェクトフォルダーの直下にフォルダを作成することになります。また、ルートのノードであるソリューションのノードを選択した場合は、 ソリューションのフォルダの直下にフォルダを作成することになります。
ノードを選択した状態で、右クリックしてポップアップメニューを表示します。メニューの[追加]をクリックします。
サブメニューが表示されますので[新しいフォルダー]の項目をクリックします。
フォルダが作成されます。フォルダ名が編集状態になっていますので、フォルダの名前を設定します。
フォルダの名前を確定して、フォルダの作成は完了です。
最終更新日: 2020-07-24
作成日: 2020-07-23