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待機状態を使用してフローを遅延させる
- [アーティクル]
- 08/30/2022
この記事の内容
Microsoft Dataverse コネクタは、待機状態を追加するための 4 つの方法を提供します。 特定の条件が満たされるまでフローでの処理を遅らせる必要がある場合は、これらの待機状態を使用します。
フローのトリガーと最初のアクションを特定の時間まで延期します。 詳細については、延期期限を使用した待機状態を参照してください。
次のステップに進む前に、固定遅延 を追加します。
特定のタイムスタンプまでアクションを遅延 させます。
特定のイベントが発生するまでアクションを遅延させます。 Microsoft Dataverse コネクタまたはフローの途中のステップとして他のコネクタからアクションを使用し、特定のイベントが発生するまで今後のステップを遅らせます。 たとえば、次の図のようなフローを定義して、Dataverse の 取引先企業 行の更新をチェックして、取引先企業 マネージャーからのメール確認を待ってから変更を更新することができます。
フィードバック
Power Automate Desktop には一定時間待機するアクションが用意されていますが、設定する単位は標準で「秒」になっています。 例えば、アクションに対して「20」と設定すると、20 秒待機することになります。 それでは、1 秒未満の場合はどのように設定すればよいでしょうか。 今回は 1 秒未満の時間を待機する方法を解説します。 Power Automate Desktop は変数を文字列だけでなく、数値としても取り扱うことができるため、「0.2」などと入力すれば 1
秒未満待機させることができます。 以下のコードをコピーし、Power Automate Desktop の編集画面に貼り付けることで、対象のアクションが追加されます。 DateTime.GetCurrentDateTime.Local DateTimeFormat: DateTime.DateTimeFormat.DateAndTime CurrentDateTime=> Before 「アクションの検索」から、「Wait」と入力します。 パラメータを以下のように設定します 実行することで、0.2 秒待機した後、次のアクションに移動します。デバッグモードではアクション単位の待ち時間が 0.1 秒に設定されているので、想定以上に待機する可能性があります。一秒未満の秒数を待機する
結論
コピーアンドペーストで実装
WAIT 0.2
DateTime.GetCurrentDateTime.Local DateTimeFormat: DateTime.DateTimeFormat.DateAndTime CurrentDateTime=> Afterパラメータ名値 期間
0.2
前へ
実行が遅い場合の対処法
次へ
要素から値を取得する
2022年5月25日
2021年3月2日(米国時間)にWindows10、11ユーザ向けに追加費用なしで提供されることが発表され、以後注目を集め続けてきたPower Automate for desktop(旧称:Power Automate Desktop)。
本記事ではPower Automate for desktopを利用して自動化範囲を拡大できないかと考えている方に向けて、3つの待機処理をお伝えします。
目次
- 1 待機処理とは
- 2
ファイルとフォルダの組み合わせによる待機処理
- 2.1 ファイルとフォルダの格納(削除)による待機:ファイル名を事前指定する場合
- 2.2 ファイルとフォルダの格納(削除)による待機:ファイル名指定無し
- 3 マウスポインターによる待機処理
- 4 プロセスと連動する待機処理
- 5 まとめ
- 6 Robo Runnerスクールのご紹介
待機処理とは
待機処理とは「他の処理を待ってから起動する処理」のことを指します。RPAはボタンを押してスタートすれば最後まで連続して完全自動で処理を行うイメージですが、この待機処理を活用することによって手動で行う処理と組み合わせて自動化を進めることができます。
ワークフローを開始する条件(トリガー)の選択肢が増えることによって完全自動の業務だけでなく、手動の操作が必要であった半自動の業務も自動化の対象となり、業務効率化の範囲を拡大することができます。
本記事では待機処理の対象業務をデモを交えて3つご紹介します。
ファイルとフォルダの組み合わせによる待機処理
まずはファイルとフォルダを組み合わせて行う待機処理について説明します。ファイルとフォルダを組み合わせて行う待機処理は「ファイル名が事前に指定されている場合」と「ファイル名を指定せず格納もしくは削除で待機処理を解除する場合」の2パターンが存在します。それぞれ画像を用いて説明していきます。
ファイルとフォルダの格納(削除)による待機:ファイル名を事前指定する場合
ファイル名を事前に指定する場合、「ファイルを待機します」というアクションを使用します。このアクション内では2箇所選択部分があるので、「ファイルの次の状態を待機します」の部分で「作成済み」もしくは「削除済み」を、「ファイルパス」の部分で指定のファイルを選択します。
今回は事前に作成した「test」テキストファイルを選択しました。
ファイルとフォルダの格納(削除)による待機:ファイル名指定無し
ファイル名を指定しない場合は「ループ条件」の中に「フォルダー内のファイルを」というアクションを入れて使用します。この際、フォルダー内のファイルの情報を「Files」という変数に格納します。
画像欄に説明として入れる:「ワイルドカードを使用することで、特定の拡張子のみなど用途に合わせた指定ができます」
マウスポインターによる待機処理
次はPower Automate for desktopならではのマウスポインターによる待機処理についてしていきます。
通常マウスポインターは矢印の形をしていますが、テキストボックスなどを手動選択する際、「I」型に変化します。今回ご紹介するのはこの変化を利用した待機処理です。
マウスポインターによる待機処理を行う場合、「マウスを待機する」というアクションを使用します。「マウスポインターが次に変わるのを待機します」を「次に変わる」、「マウスポインター」を「Iビーム」に指定します。「Iビーム」以外のマウスポインターも選択可能なので、自動化したい業務に合わせて柔軟に変更してください。
プロセスと連動する待機処理
最後に、Excelなどのプロセスと連動する待機処理について説明していきます。PCのタスクマネージャーと連動してExcelなどが起動または停止するまで待機する処理を行います。
まとめ
本記事ではPower Automate for Desktopを使用した3つの待機処理をご紹介しました。いかがだったでしょうか。
待機処理の操作を身につければ、人間が手動で行う業務と絡めてより柔軟な自動化を行うことができます。今日紹介した以外にも様々な待機処理が存在するので、周辺業務をよく分析してみて、自動化範囲を拡大できないか拡大してみましょう。
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