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スマホのWi-Fiが切れる原因と解決策をわかりやすく解説 自宅や出先の施設内でWi-Fiを利用していると、突然接続が切れたり、そもそもWi-Fiに繋がらなかったりします。今回の記事では、スマホのWi-Fiが切れる原因とその解決策を解説します。 Wi-Fiが切れる、接続できない原因と解決策は、機種によって異なります。ここではiPhone(iOS)/Androidに分けてそれぞれ解説します。 <目次> iPhoneのWi-Fiが切れる原因1:Wi-Fiの設定に一時的なトラブルが発生しているiPhoneの場合はシステムやWi-Fiの設定に一時的なトラブルが発生していることで、Wi-Fiが不安定になることがあります。 <解決方法>リセットする 1. ボタンの長押しで電源を完全に落としてから、再起動。 パスワードを入力して再設定 3. 「設定」→「Wi-Fi」でWi-FiをON/OFFにする。時間をおいて、数回試す。 iPhoneのWi-Fiが切れる原因2:機内モードがONになっているそもそも機内モードがONになっていると、スマホに搭載されている無線通信がすべてOFFになってしまいます。もちろん、Wi-Fiも全く接続することができません。 <解決方法>機内モードをOFFにする 右上のスペースに小さな飛行機のマークが表示されていたら機内モードがONになっている その場合は、「設定」→「機内モード」をONにしましょう。画面の右上隅から下にスワイプして表示される「コントロールセンター」からもON/OFFを切り替えることができます。 また当然ですが、Wi-FiがOFFになっていると接続できません。「設定」→「Wi-Fi」でチェックしておきましょう。 iPhoneのWi-Fiが切れる原因3:接続帯域Wi-Fiが利用する帯域には、「2.4GHz帯」と「5GHz帯」がありそれぞれ以下のような特徴があります。
2.4GHz帯:電波が届く範囲が広く、壁やドアなどの障害物に強い。電化製品などと電波の干渉を起こしやすい。通信速度が5GHz帯と比べて遅い。 <解決方法> 5GHz帯で接続できれば、その方が速いのですが、接続できないときは、2.4GHz帯を利用してみてください。 接続帯域を変えてみる 逆に、2.4GHz帯を利用していても接続が切れる場合は、2.4GHz帯の電波を発信している機器(電子レンジやワイヤレスキーボード/マウスなど)との干渉が考えられます。そのような場合は、干渉の少ない5GHz帯で接続してみてください。 iPhoneのWi-Fiが切れる原因4:複数の機器が近くにあるWi-Fiは、1つの無線LANルータに同時接続できる端末数に制限があります。最大同時接続数は無線LANルータの機種によって異なりますが、一般家庭で利用するようなルータの場合30台前後、法人向けで60台前後でしょう。接続台数が増えるとそれだけ速度も落ちますし、不安定になります。 ホームユースで同時接続数が問題になることは、まずないと思いますが、多くの人が集まるパブリックスペースや大きな講義室などでは、問題になることもあります。 <解決方法>たくさんの端末がある環境を避ける iPhoneのWi-Fiが切れる原因5:プライベートWi-Fiアドレスを利用しているプライベートWi-FiアドレスはiOS 14で導入された機能で、Wi-Fiネットワークごとに割り付けられた個別のMAC(Media Access Control)アドレスを偽装するときに利用されます。偽装というと何だか悪いことのように感じますが、そういう訳ではなく「自分のネットワークアクセスが解析され、ネット接続の履歴などが追跡されてしまう」ことを避けるためです。 通常はONのままでも問題ありませんが、接続する無線LANルータによっては、プライベートWi-Fiアドレスを使うと接続が切れたり、不安定になったりします。 <解決方法>プライベートWi-FiアドレスをOFFにしてみる プライベートWi-FiアドレスをOFFにする ONからOFFに切り替える際「Wi-Fi接続が一時的に中断されます」と表示されますが「続ける」を選択してください。また、OFFにすると上部に「プライバシーに関する警告」が表示されます。 iPhoneのWi-Fiが切れる原因6:自動接続がOFFになっている通常iPhoneは、一度接続したWi-Fiには自動的に接続します。さらに接続する際には、近隣で一番電波の強いSSIDに自動接続します。 もし、電波の強いSSIDの自動接続がOFFになっていると、せっかく安定しているSSIDなのに、そのほかの電波の弱いSSIDに接続してしまいます。 電波の強いSSIDがあるのに、電波の弱いSSIDが選択されている事例 <解決方法>自動接続をONにする 「自動接続」をONにする iPhoneのWi-Fiが切れる原因7:iOSのバージョンが古い古いバージョンのiOSを使っていると、接続する無線LANルータによっては不安定になることがあります。iOSのバージョンは、常に最新のものにしておきましょう。 <解決方法>iOSのバージョンを最新にする AndroidのWi-Fiが切れる原因と注意点以下にAndroidの解決策を述べますが、Androidはバージョンや機種によって操作方法が異なるので、ここでは要点となる「用語」を挙げます。具体的な操作方法は、お手持ちのAndroidのヘルプや設定の検索で調べてください。 上の欄にキーワードを指定して機能を検索する その際、同じ機能でも、用語の表現が微妙に異なる場合があります。また、他機種にはあっても自分の機種には無い機能もありますので、注意してください。 AndroidのWi-Fiが切れる原因1:Wi-Fiの設定に一時的なトラブルが発生しているシステムやWi-Fiの設定に一時的なトラブルが発生していることで、Wi-Fiが不安定になることがあります。 <解決方法>リセットする 1. 電源を完全に落としてから、再起動。 AndroidのWi-Fiが切れる原因2:機内モードがONになっているそもそも機内モードがONになっていると、スマホに搭載されている無線通信がすべてOFFになってしまいます。もちろん、Wi-Fiも全く接続できません。 <解決方法>機内モードをOFFにする 機内モードがONになっていないかチェック また、機内モードをOFFにしてもWi-FiがOFFになっていると接続できません。Wi-FiがOFFになっていないかチェックしておきましょう。 AndroidのWi-Fiが切れる原因3:接続帯域Wi-Fiが利用する帯域には、「2.4GHz帯」と「5GHz帯」がありそれぞれ以下のような特徴があります。 2.4GHz帯:電波が届く範囲が広く、壁やドアなどの障害物に強い。電化製品などと電波の干渉を起こしやすい。通信速度が5GHz帯と比べて遅い。 <解決方法>接続帯域を変えてみる 接続帯域を変えてみる 逆に、2.4GHz帯を利用していても接続が切れる場合は、2.4GHz帯の電波を発信している機器(電子レンジやワイヤレスキーボード、マウスなど)との混信が考えられます。そのような場合は、混信の少ない5GHz帯で接続してみてください。 AndroidのWi-Fiが切れる原因4:複数の機器が近くにあるWi-Fiは、1つの無線LANルータに同時接続できる端末数に制限があります。最大同時接続数は無線LANルータの機種によって異なりますが、一般家庭で利用するようなルータの場合30台前後、法人向けで60台前後でしょう。接続台数が増えるとそれだけ速度も落ちますし、不安定になります。 ホームユースで同時接続数が問題になることは、まずないと思いますが、多くの人が集まるパブリックスペースや大きな講義室などでは、問題になることもあります。 <解決方法>たくさんの端末がある環境を避ける AndroidのWi-Fiが切れる原因5:スリープ中のWi-Fi接続スリープ中にWi-Fiの接続を切断する機能が原因で、不安定になることがあります。 <解決方法>スリープ中のWi-Fi接続を「常に接続」または「接続を維持する」に 「スリープ時のWi-Fi接続」を「常に接続」または「接続を維持する」にする AndroidのWi-Fiが切れる原因6:Wi-Fiの自動選択機能がONになっている現在の環境で一番電波の強いSSIDを自動的に選択する機能が原因で、Wi-Fiが不安定になることもあります。 <解決方法>Wi-Fiの自動選択機能をOFFにする AndroidのWi-Fiが切れる原因7:モバイルデータに切り替える機能がONになっているWi-Fiの電波が弱い時に自動的にモバイルデータ通信に切り替える機能が原因でWi-Fiが不安定になることがあります。 <解決方法>モバイルデータに切り替える機能をOFFにする Wi-Fiの切れやすさとスマホの機種は関係する?スマホがWi-Fiの電波をつかむ性能は機種によって異なります。筆者の経験ですが、オンライン会議をしていた際、相手の通信状態が悪く、音声や動画が不安定になっていました。そこで、相手の方の端末を変更してもらったら、スムーズに会話ができるようになりました。 一般的には、高価な機種ほどWi-Fiの安定性や性能が高いといっていいでしょう。上記の事例では2~3万円の機種から、10万円程度のプロスペックを持つ端末に変更してもらっています。 また、「au(KDDI)、docomo(NTTドコモ)、SoftBank(ソフトバンク)のWi-Fiではどれが一番安定しているのか?」といった質問を受けることがありますが、KDDIやNTTドコモ、ソフトバンクはデータ通信サービスを提供している会社で、端末を開発製造しているわけではありません。 確かに端末を販売していますが、Appleやソニー、シャープといったメーカーから仕入れて販売している訳ですから、Wi-Fiの安定性とは無関係といえます。 【おすすめ記事】 WiFi切れる なぜ iPhone?iPhoneでWiFi接続していて、途中で切れたり再び接続したりといった経験はありませんか。 このようなことが起こるのにはさまざまな原因が考えられます。 たとえば、WiFiルーターの接続が不安定になっていたり、iPhoneとの相性がよくなかったりということです。 また、ネット回線そのものが原因の可能性もありますよ。
WiAndroidデバイスによっては、最適なWi-Fiを自動的に選択する機能が実装されています。 この機能が原因で、Wi-Fiが接続されたり、切断する現象が発生するケースがあります。 そのため、Wi-Fiの自動選択機能の設定を確認して、有効になっている場合は無効に変更してみてください。
iPhoneのWi[iPhone/iPad]以前接続したことがあるWi-Fiに自動的に接続しないようにしたいです。 どうしたらいいですか? ホーム画面の「設定」にある「Wi-Fi」にて、今後自動接続をしないネットワークの「自動接続」を「オフ」にする、もしくは「このネットワーク設定を削除」をタップしてください。
WiFiが何度も切れる?頻繁にWi-Fiが切れるときは、Wi-Fiルーターの電源を切って再起動してみましょう。 ちなみに再起動する際は、なるべく一度すべてのケーブルをつなぎ直すことをおすすめします。 もしくは、Wi-Fiルーターにリセットボタンがあれば一度リセットすることで解決することもあります。
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