訪問看護の利用者の特徴として正しいのはどれか。(第102回) 解答を見る 「平成28年介護サービス施設・事業所調査」によると、訪問看護利用者数は年々増加している。要介護度別では要介護2・要介護1の認定者が多く、年齢別では65歳以上の高齢者が8割以上を占めている。 在宅看護の原則として正しいのはどれか。(第101回) 解答を見る 在宅看護は療養者および家族のQOL向上をめざして行うことを忘れないようにしたい。 保健行動を促す援助はどれか。(第96回) 解答を見る 保健行動を促すには、自らがその必要性を理解して行動につなげられる内的動機づけが大切で、外的動機づけ(賞罰など周りの刺激による動機づけ)より効果的である。
脳梗塞の後遺症で左片麻痺と嚥下障害のある患者。家族への食事介助の指導で適切なのはどれか。(第99回) 解答を見る 左片麻痺と嚥下障害のある患者の食事指導を家族に行う。 意識レベルが低下した片麻痺の患者の口腔ケアを在宅で実施する家族への説明で正しいのはどれか。(第101回) 解答を見る 意識障害がある対象の口腔ケアは誤嚥性肺炎予防のため重要性が高い。 訪問看護師が行う在宅療養者への清潔ケアで適切なのはどれか。(第103回追試)
解答を見る 清潔ケアはパーソナルケアである。療養者の意向を尊重し、プライバシーに配慮しつつ、状態に合わせて実施する。
在宅で訪問看護師が行う要介護者の入浴に関する援助で適切なのはどれか。(第106回) 解答を見る 訪問看護師が在宅で入浴介助をするときの役割は、浴室内の安全管理と病態の変化の観察である。 自力で動けない人の他動運動の目的で適切なのはどれか。(第99回) 解答を見る 他動運動は、身体の部位を他者が用手的に、または器具などを使って動かすことである。関節拘縮予防、関節可動域の維持・拡大のために行う。 Aさん(65歳、女性)は、夫と実父との3人暮らしである。脊柱管狭窄症の術後、地域包括ケア病棟に入院中である。退院後は自宅に戻り室内で車椅子を利用する予定である。Aさんの障害高齢者の日常生活自立度判定基準はB-1である。看護師による家族への指導で最も適切なのはどれか。(第106回)
解答を見る 正解:3
障害高齢者の日常生活自立度判定基準B-1は屋内の生活になんらかの介助を要し、車椅子に移乗し、食事・排泄はベッドから離れて行える状態である。この状態を理解して、家族指導を考えたい。 Aさん(55歳、男性)は、妻と2人暮らし。建築士として主にデスクワークの仕事を行っていた。脊髄損傷のため下半身の不完全麻痺となり、リハビリテーション専門の病院へ転院した。電動車椅子を用いて室内の動作は自立できるようになった。退院調整部門の看護師との面接でAさんから「元の職場に戻りたい」と話があった。Aさんの自己決定を支援する看護師の助言で適切なのはどれか。(第109回)
解答を見る 正解:3
Aさんの気持ちを大切にするとともに看護師の役割はどこまでかを考えたい。 ターミナル期にある療養者の家族に対する予期的悲嘆への援助で適切なのはどれか。(第97回)
解答を見る 正解:3
予期的悲嘆とは、本人あるいは家族の死を予期したときに生じる悲嘆反応のことをいう。予期される死に関する思考や感情、文化的・社会的反応で、本人とその家族が感じるものすべてを含む。 Aさん(52歳、男性、独身)は、銀行員。切除不能の大腸癌と診断され、外来で抗癌薬の点滴静脈内注射を受けることになった。Aさんは「治療を受けながら仕事を続けたいのですが、どうすれば良いか教えてください」と外来看護師に相談した。外来看護師が行うAさんへの助言で最も適切なのはどれか。(第108回)
解答を見る 正解:3
Aさんの相談内容「治療を受けながら仕事を続けたいのですが、どうすれば良いか教えてください」に注目する。外来看護師としてできる助言の範囲を認識したい。 在宅人工呼吸療法中の患者の家族への指導内容で適切でないのはどれか。(第95回)
解答を見る 正解:1
在宅人工呼吸療法は、筋疾患や呼吸器疾患で自力で肺換気が行えない者が対象になり、家族の協力は不可欠である。したがって、家族でできることは指導しておく必要がある。 在宅酸素療法について正しいのはどれか。(第103回追試)
解答を見る 正解:2
在宅酸素療法の管理に関する知識を確認しよう。 褥瘡発生の予測に用いるのはどれか。(第95回)
解答を見る 正解:2
褥瘡は発生前の予測的スケールがブレーデンスケールとOHスケールで、発生後の褥瘡の状態をみるスケールがDESIGN-RやNPUAP(米国褥瘡諮問委員会)の分類である。 地域連携クリニカルパスについて正しいのはどれか。(第103回)
解答を見る 正解:4
地域連携クリニカルパスは急性期から回復期、さらには在宅までの切れ目のない円滑な医療提供体制の実現を目指して、治療を受けるすべての医療機関で共有する治療計画である。 在宅療養中の終末期の患者を担当している介護支援専門員に対し、訪問看護師が提供する情報で最も優先度が高いのはどれか。(第101回)
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患者は終末期であり、積極的な治療は行わない状況である。ケアプランを作成する役割をもつ介護支援専門員に必要な情報を考える。 クリニカルパスで誤っているのはどれか。(第98回)
解答を見る 正解: 3
第95回午前61の問題よりも基本的な内容が問われている。近年出題が少なくなった、誤答肢を選ぶ問題である。 看護基準の目的で最も適切なのはどれか。(第105回)
解答を見る 正解:1
看護基準という語にはいくつかの意味がある。①看護職員の人員配置の基準、②医療施設が標準とする看護の手順を定めたもの、③(日本看護協会が定めた)保健師助産師看護師法で規定されたすべての看護職に共通の看護実践の要求レベルと看護職の責務を示した文書、である。看護の統合と実践の出題基準は「看護業務基準、看護手順」となっており、本問は②を指していると考えられる。 医療におけるチームアプローチで最も適切なのはどれか。(第103回追試)
解答を見る 正解:1
医療におけるチームアプローチとは、医師、看護師、薬剤師などの医療従事者や患者家族などが連携し、患者に対してよりよいケアの提供を目的に協働することである。 訪問看護師の人員基準は?前述した通り、訪問看護における人員基準は、介護保険法および健康保険法により常勤換算で2.5人以上と定められています。 常勤換算に数えられる職種は、保健師、看護師、准看護師です。 助産師については、健康保険法でのみ訪問看護の従事者として含まれますが、常勤換算としての職種には数えられません。
訪問看護ステーションの管理者で適切なのはどれか?管理者になるための必須資格は、保健師又は看護師です。 その他に必要な資格はないため、訪問看護ステーションの管理者は看護師であれば誰でも目指すことができます。 ただし、訪問看護をおこなうために必要な知識や技能があることも条件として定められているため、訪問看護の経験なく管理者になることは難しいかもしれません。
訪問介護ステーションの人員基準は?訪問介護事業所を開設する場合の人員基準は、常勤換算2.5以上の訪問介護員、サービス提供責任者、常勤管理者を置く必要があります。
訪問看護ステーションの従事者として規定されているのはどれか?訪問看護ステーションは、介護保険法に基づき、都道府県知事(または政令市・中核市市長)の指定を受け、保健師または看護師が管理者となって運営する事業所です。 訪問看護従事者として看護師・准看護師・保健師・助産師(健康保険法の訪問看護のみ)を最低でも常勤換算2.5名配置しています。
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