更新日:2021年09月30日 Show
公開日:2019年07月11日 もくじ
転職活動を成功させる最大のポイントとなるのが面接。 「自分のことを話すのが苦手」 どのような質問がされるのかを想定して事前に準備しておくことで、聞かれたことに対して焦らず的確に答えられるようになります。 本コラムでは、 転職活動が初めてという方、介護職未経験という方でも面接で動じず受け答えできるように、 ぜひ参考にしてみてください。 まずはここを抑えよう!採用面接で話すときの基本ルール
これは面接で話すうえで、必ず守るべき基本ルールです。 話し方ひとつであなたの印象が良くも悪くも決まります。話をするときは表情を明るく、面接官と視線を合わせながらハキハキと話すことを心がけましょう。 また、少しテクニックが必要になりますが、話は端的にまとめて結論から話すこと。相槌や質問を返すなどのキャッチボールができるとなお良いでしょう。 これはやろうと思ってすぐにできることではありません。日頃から意識して訓練しておくことが大切です。 介護職の面接でよく聞かれる質問とは
●仕事との向き合い方 ・退職の理由 ・前職でのエピソード(成功、失敗、感動、気づき) ・仕事をするうえで大切にしていること ●介護の仕事への意欲、主体性 ●自己理解、どんな人か ●最後に 面接ではあなたがどんな人物かを知るために様々な質問をされます。 履歴書も大切ですが、採用に大きく左右するのはやはり面接。質問の受け答えが非常に重要です。自分をアピールできるように、事前にきちんと準備をして臨みましょう。 ここからは、面接でよく聞かれる質問の意図と回答例を1つずつ紹介します。 仕事との向き合い方に関する質問「退職(転職)の理由」 質問1┃退職の理由は何ですか?質問の意図 ポイント勤務先の倒産や契約満了など会社都合の退職であれば正直に伝えて問題ありません。 気をつけるべきは一身上の都合による退職。 良い回答例「ケアマネージャーを目指したいと考えています。資格取得後のキャリアプランを実現できる職場へ転職したいというのが退職の理由です。」 悪い回答例「スタッフ同士の人間関係が良くなかったため退職しました」 「残業が多く、もう少しプライベートを充実させたかったので」 質問2┃前職でのエピソード(成功、失敗、感動、気づき)質問の意図 ポイント前職での成功体験を通じて得た達成感ややりがい、その後に活かせたことを交えて話しましょう。 失敗談はその失敗から学んだことを伝えます。「どのようにカバーしたか」「その後どう改善したか」を話すことがポイントです。 経験が浅くても、仕事をする中での気づきや学びは必ずあるはずです。何も無いと答えることは「何も考えていないこと」と捉えられかねません。これまでの経験を振り返り、必ず答えられるようにしておきましょう。 良い回答例「前職の入社当時は一人で黙々と作業し、どれだけ早く仕事をこなすかが重要だと考えていました。ですが経験を積み、後輩に教育する立場になったことで、チームワークで仕事を進めることの大切さに気づけました。 悪い回答例「経験が浅いため、大きな成功も失敗も特にありません。」 質問3┃仕事をするうえで大切にしていることは?質問の意図 ポイント自分の経験を交えながら、自分の価値観の軸となるものを伝えます。これまでの経験を通して学んだこと、気づいたことを話すのも良いでしょう。 ただし自分本位な主張はNG。待遇面を重視しているというような発言は、「他の仕事のほうがいいのでは?」と思われてしまいます。 良い回答例「チームワークを大切に、コミュニケーションをとって仕事をすることを心がけています。 「誰かがやってくれるだろうと思わず、主体的に行動することです。その理由は・・・」 悪い回答例介護の仕事への意欲、主体性に関する質問「志望動機」 質問4┃志望理由を教えてください質問の意図 ポイント応募先への理解、下調べがどれだけできているかがポイントとなります。 良い回答例「介護の仕事ではコミュニケーションがとても大切だと感じています。こちらの施設見学をした際、スタッフの皆さんや利用者さんがコミュニケーションをとりながら、とても楽しく過ごしていたのが印象的で、私もここで働きたいと感じました。」 悪い回答例質問5┃目標やキャリアプランは?質問の意図 ポイント具体的な目標と、それを実現するために何をするかを述べましょう。ただし、壮大過ぎてその職場ではかなえられないような目標や、業界と関係のない実現不可能なキャリアプランではなく、これから新たな職場で成し得たいことを伝えましょう。 また、謙遜のつもりでもあまりに消極的な発言はマイナスです。積極的な姿勢とやる気を見せましょう。 良い回答例「介護福祉士の資格を取得し、より深く介護の知識を身に付けて実践に活かしたいと考えています。貴社には資格取得支援制度があるので、まずは資格取得に向けての勉強をしながら、現場でスキルを磨いていきたいと考えています。」 悪い回答例「早く職場に慣れて、なるべく迷惑をかけないように頑張りたいです。」 質問6┃今のあなたの課題は?質問の意図 ポイント前職(もしくはこれまで)の経験から感じる自分自身の課題と、それを解決するために必要なこと、努力していることを具体的に伝えます。 抽象的な意見は「何も考えていない」とみなされてしまうので、自分を客観的に分析して答えられるようにしておきましょう。 良い回答例「介助のスキルがまだまだ足りていないと感じます。一人ひとりの利用者の方に安心して体を預けていただけるように、介助の訓練時間を増やしていこうと思っています。もうすぐ実務経験が3年になるので介護福祉士の資格を取得し、知識も深めていこうと思っております。」 悪い回答例「経験が浅いので課題はたくさんあります。これから色々な業務を経験し、努力していきたいです。」 質問7┃高齢者との関わりはありますか?質問の意図 ポイントこれまでに高齢者との関わりがあれば、エピソードを交えて話してください。その際、ただ「楽しかったです」というような感想ではなく、高齢者との関わりを通じて得た学びや気づきを述べることがポイントです。 また、介護という仕事に対する自分の考えを話し、大変な仕事に対する覚悟があることをアピールしましょう。 良い回答例「祖父が寝たきりになったときに、介護の手伝いをしていました。体をふいてあげたり、シーツを変えてあげたりすると、手を握って「ありがとう」と何度も言ってくれたことが何より嬉しく印象に残っており、介護の道に進みたいと考えるきっかけにもなっています。」 悪い回答例「関わりはあまりないのですが、おばあちゃん子なので抵抗はありません。」 自己理解度、人柄に関する質問「趣味や仕事以外に興味があること」 質問8┃趣味、仕事以外に興味があることは?質問の意図 ポイント気持ちの切り替えとして行っている習慣、自分の視野や見識を深めるために行っていることなどを話すといいでしょう。 「楽器演奏や絵を描くことが得意」など、介護の仕事に生かせそうなことも好印象です。反対に「仕事に悪影響なのでは?」という印象を与える可能性がある発言は避けましょう。 良い回答例「趣味は料理です。休みの日は、お菓子作りに没頭しています。」 「数年前からヨガを習っています。毎日の習慣に瞑想を取り入れて気持ちをリセットするようにしています。」 悪い回答例「趣味は海外旅行です。年に一度は休暇を取ってヨーロッパに行きます。」 質問9┃長所や短所は?質問の意図 ポイント長所は自慢にならないように謙虚な言い回しに。「だから何?」となる回答の仕方ではなく、それが仕事にどうつながるかを伝えられるといいでしょう。 短所は「人間性に問題があるのでは?」と思われるような内容はNG。あくまでスキルや能力における短所をどう改善していくかを伝えられると好印象です。 良い回答例
悪い回答例
面接を締めくくる質問面接の締めくくりとして、最後に必ず聞かれる「何か質問はありますか?」ここであなたが何を質問するかということも、面接官は注目しています。 質問10┃何か質問はありますか?質問の意図 やる気や能力、長所をアピールできる絶好の機会ですが、逆に何も用意していなかったり、質問の内容によっては印象を悪くしてしまうこともあります。 あらかじめいくつか用意しておき、必ず質問するようにしましょう。 まとめ│どんな質問が来ても的確に答えるために
面接ではよく聞かれる質問というのが確かにあります。ただ、どれだけ事前にシミュレーションをしていてもその質問が必ずくるとは限りません。 どんな質問が来ても慌てず的確に答えるために、 面接官が知りたいことは、仕事に対する意欲や姿勢、あなたの能力でどう貢献してくれるのかということ。その点を自信をもって伝えられるよう、しっかり準備をしてくださいね。 自己分析をやっておきたいという方はこちらもどうぞ。 介護ワーカーはあなたの転職活動をお手伝いいたします。面接対策や条件交渉なども、専任の転職アドバイザーにお任せください。あなたのご希望に沿った非公開求人のご紹介も可能です! 面接対策に関係するコラム一覧■コラム「<回答例あり>介護職の面接で必ず聞かれる「転職理由」の答え方」 ※掲載情報は公開日あるいは2021年09月30日時点のものです。制度・法の改定や改正などにより最新のものでない可能性があります。 どのような介護福祉士になりたいですか?きらケア介護白書2021によると、介護士になった理由の1位は「自分に向いていると思ったから」でした。 2位は「手に職を付けたいから」、3位は「身内や身近な人の介護経験から」と続きます。 介護職になった理由は人それぞれです。 介護の知識や技術を身につけたい人や、お年寄りが好きなことがきっかけになる人もいます。
介護職の面接で聞かれることは?介護職の面接でよく聞かれる質問と回答例. 自己紹介をお願いします ... . これまでの経歴・職歴を教えて下さい ... . 前職の退職理由を教えて下さい ... . 介護職を選んだ理由を教えて下さい ... . 弊社に応募した理由を教えて下さい。 ... . 残業や夜勤も対応できますか? ... . これまでの年収と今後の希望年収を教えて下さい。 ... . 他に面接を受けている施設などはありますか?. なぜ介護を選んだか?最も多かった回答は「働きがいのある仕事だと思ったから」(52.6%)でした。 介護の仕事をする人たちは、何よりも “この仕事自体にやりがいを感じている” ということですね。 「今後もニーズが高まる仕事だから」(35.3%)という回答や「人や社会の役に立ちたいから」(32.0%)という回答も上位にありました。
介護目標の例文は?目標(例文). 介護の基本的な技術を身につけ、安全に介助ができるよう〇月までに実務者研修を受ける. 利用者さん、ご家族に自分から声をかけてコミュニケーションを取れるよう、コミュニケーションに関する書籍を読んで知識を習得し現場で実践する. 毎日の利用者さんの顔色、様子を観察し、細かい変化に気づくことができるようになる. |