統合失調症、うつ病、そううつ病、あるいはほかのメンタルヘルス障害。 Show 精神科急性期治療とは 精神科急性期治療病棟は、精神症状のために困っている方に速やかに治療を提供する病棟です。 具体的にどうしたらいいの?以下の流れをご覧ください。
精神科急性期病棟「南1病棟」の紹介職員がそれぞれの専門性を活かし、皆さまの治療とサポートを行います。多職種連携によるチーム医療で、皆さまを入院から退院までしっかりサポートします。 看護部急性期治療はきっと、皆さまも混乱することが多いと思います。私たち看護は、皆様に寄り添い、病に傷ついた気持ちを癒し、入院治療が快適になるようにお支えします。困ったことがあったら、ぜひ私たちに相談してください。看護師は24時間病棟にいて、あなたの治療のお手伝いをします。 精神保健福祉士精神保健福祉士は、ご本人様やご家族様の希望や意向を尊重しながら、退院後に安心して生活ができるようにお手伝いします。お困りごとによって、様々な福祉制度に関することの相談に応じたり、退院後の支援をしてくれる相談支援機関の紹介をいたします。 臨床心理士臨床心理士は心理的な面から患者さんの内面を知り、患者さんをお支えします。こころは人の一番大切な要素ですが、私たちは患者さんの様々な心理面、こころを知ることを通じて、より良い医療、患者さんの役に立てる医療を創ります。どうか私たちと協力して、病気を治してよりよい生活を作れるようやっていきましょう。 薬剤師薬剤師は薬のエキスパートです。入院前に飲んでいたお薬を調べたり、医師や看護師、そして皆様と相談して、より効果的な薬物治療のお手伝いをします。また皆さんが薬で困っている事もおたずねし、役に立てるようアドバイスをします。ぜひお薬の事は私たちにどんどん相談してください。 チームお問合せ先 さいがた医療センター 地域医療連携室 関連情報統合失調症
南湖こころのクリニックの前身である南湖病院は、ベッド数126床の入院病棟のある単科精神科病院でした。入院患者様の約8割は統合失調症の患者様で、当時は統合失調症の方の何十年という長期入院は当たり前でした。 このころの記憶からか、統合失調症といえば鉄格子のある入院病棟に入り、一生退院することができない、一生治らない「不治の病」であると思っている人がいるようです。 しかしそれは誤解です。多くの精神疾患と同じように、適切な治療により、多くの患者さまが回復します。そして、社会生活を営めるようになります。 南湖病院も時代に合わせ、入院病棟を閉鎖し、外来治療とデイケアを中心とした南湖こころのクリニックに生まれ変わったのが、2004年です。以来、多くの統合失調症の患者様がデイケアを利用しながら症状をコントロールし、普通に社会生活を送っています。 入院病棟を閉鎖するときは、入院患者様のご家族や周囲の方から、「統合失調症の患者はどこにいけばいいのだ」「治るわけがないのに病院から出すなんて」と。しかし患者様から「病棟閉鎖という決断をしてくれたおかげで、福祉ホームで過ごしながら自立に向けたリハビリを行っています」という感謝の手紙が届いた時、統合失調症の治療は、デイケアによるリハビリが効果的であることを実感したのです。 統合失調症とは?めずらしい病気ではない統合失調症はけしてめずらしい病気ではありません。およそ100人に1人がかかるとされる、比較的身近な病気です。ただし、根本的な原因は分かっていません。 ただ発症には、素因と環境の両方が関係していることが分かっています。つまり、統合失調症になりやすい要素を持った人が、ストレスや人生の転機といった環境の影響を受けたことにより、発症するのではないかと考えられているのです。 統合失調症の患者様の多くは、妄想や幻覚が病気によって起こっている症状であることを認識できず、自分は病気ではない、自分は正常であると思い込んでいます(病識の障害)。これは統合失調症の典型的な症状のひとつです 代表的な症状は幻覚と妄想統合失調症の症状はとても多彩ですが、大きく「陽性症状」「陰性症状」に分けられます。 統合失調症の代表的な症状である幻覚と妄想を指します。これらには、他人が自分に対して悪い働きかけをする、不安や恐怖を引き起こすといった特徴があります。幻覚や妄想により、ぶつぶつと独り言を言っている、一人でにやにや笑っているといったことも見られます。 「日常生活や社会生活において適切な会話や行動や作業ができにくい」という形で認められます。軽度だと病気だと気づきにくいため、周囲から「協調性がない」「常識がない」「気配りに欠ける」「怠けている」などと誤解されることがあります。 治療法は?統合失調症の治療は、第一が薬物療法です。特に幻覚や妄想が強い時期には薬物で症状をコントロールする必要があります。 しかし、統合失調症の服薬治療は他の精神疾患と比べても長期に渡ります。そのため、自己判断で服薬を中止してしまう方が多いようです。しかしこれが、再発や症状の悪化を繰り返してしまう原因に。「いまの薬をやめたい」「副作用がつらい」などの悩みがある場合は、自己判断をせず、必ず医師に相談しましょう。 また、近年注目されているのが、「LAI」と呼ばれる持続性注射剤です。いままでの経口剤には、1日に何度も飲むのが大変、飲み忘れてしまうといった問題がありましたが、LAIなら月に1~2回打つだけでよいので、薬の飲み忘れの心配がなく、再発や症状の悪化の心配も軽減。生活の質の向上が期待できます。 デイケアで社会性を学ぶ薬物療法は主に、陽性症状である幻覚や妄想といった統合失調症特有の症状をコントロールするための治療です。さらに普通に社会生活を送るためには、陰性症状である「日常生活における障害」の回復も治療の目標となります。 陰性症状の回復には、機能の回復を目的とした薬物療法と並行して、リハビリテーションなどの心理社会的な治療を行います。これらは組み合わせることで相乗効果が期待できます。リハビリテーションを行うのは、精神科デイケアです。多彩なプログラムを通して、人とのかかわり方や感情の表現の仕方など、社会生活を送るうえで大切である、さまざまなことを学びます。 ただし、病識の障害により服薬や静養など治療に必要な最低限の約束を守れないといった患者様には、入院治療をおすすめする場合があります。 南湖こころのクリニックの特徴統合失調症は「治療可能な脳の病気」です。南湖こころのクリニックでは、新規抗精神病薬の単剤による治療を目指しています。 月に1~2回打つだけでよい持続性注射剤なら、薬を飲み忘れる心配がありません。ただし、LAIのメリットを享受するには、「計画通りに必ず通院する」ことが最も重要です。 精神科デイケアを併設。ここでは、さまざまなプログラムを受講しながら、日常生活における困難を克服するとともに、社会参加を目指します。 お悩みや不安を抱え、一人でお困りの方。まずは南湖こころのクリニックまでお電話にてご相談ください。 統合失調症の平均入院日数は?厚生労働省の「令和2年 患者調査」によると、退院患者の平均在院日数は32.3日となっています。 傷病別にみると、一番長いもので「統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害」が570.6日、続いて「血管性及び詳細不明の認知症」が312.0日、「アルツハイマー病」が273.0日となっています。
精神障害者 長期入院 なぜ?現在も入院期間が1年以上に及ぶ患者様も一定数おられます。 その理由は向精神薬が効かない、効果不十分など患者様の持つ疾病性が関係しているものと思われます。 最初は十分な効果がみられたのに、治療を中断して症状の再燃を繰り返すうちに薬が効かなくなる方も多数経験しています。
統合失調症の入院基準は?精神症状を重症か軽症か考える場合、精神症状に伴う行動の異常、一番悪いことは自傷や自殺など自分や他人を傷つける事ですので、そのような兆候が見られるときや今後そのような事が起こると想像される場合は入院が必要です。
統合失調症の通院期間は?基本的には症状が安定するまでの間は1~2週間に1回ずつ、その後は2週間に1回程度のペースで通っていただくことが多く、症状が安定してきたら間隔を空けて通院して頂きます。 問診と検査によって症状の程度と病気の原因を特定し、それぞれに最も適切な治療(精神療法、薬物療法など)を行っております。
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