10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

現在製造している貨幣

現在製造している貨幣

現在造幣局で製造している通常の貨幣は、500円バイカラー・クラッド貨幣、100円白銅貨幣、50円白銅貨幣、10円青銅貨幣、5円黄銅貨幣、1円アルミニウム貨幣の6種類です。

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また、通常貨幣のほか、国民の要望にこたえ、時に応じて記念貨幣を製造しています。

10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

素材ニッケル黄銅、
白銅及び銅
品位(千分中)銅750
ニッケル125
亜鉛125
量目7.1g
直径26.5mm
発行年令和3年

詳細はこちら【500円バイカラー・クラッド貨幣を解剖する】

10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

素材白銅
品位(千分中)銅750
ニッケル250
量目4.8g
直径22.6mm
発行年昭和42年

10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

素材白銅
品位(千分中)銅750
ニッケル250
量目4g
直径21mm
孔径4mm
発行年昭和42年

10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

素材青銅
品位(千分中)銅950
亜鉛40~30
すず10~20
量目4.5g
直径23.5mm
発行年昭和34年

10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

素材黄銅
品位(千分中)銅600~700
亜鉛400~300
量目3.75g
直径22mm
孔径5mm
発行年昭和34年

10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

素材アルミニウム
品位純アルミニウム
量目1g
直径20mm
発行年昭和30年

以前の記事の続きです。

前回取り上げたのは「3種類の硬貨を使って支払える金額は何通りか?」という問題でしたが、今回は「3種類の硬貨を使って××円にする支払い方法は何通りか?」という別バージョンの硬貨問題になります。

たとえば次のような問題。

  支払い方法の問題①<使用枚数の下限があるもの>(奈良教育大学附属中2020)

10円玉、50円玉、100円玉のいずれも1枚以上使って500円にする方法は何通りありますか。

まず「いずれも1枚以上使って500円にする」という問題なので、各1枚を使うときの合計160円を最初から引いておき「いずれも0枚以上使って340円にする」問題と読み替える。

実際の枚数を出すにはあとで各1枚を足して戻す必要ありますが、本問のように場合の数を求めるだけならこの結果がそのまま求める結果となります。

そして最大の硬貨である100円硬貨を何枚使うかで場合分けをする。
 ①0枚のとき…50円硬貨は0~6枚の7通り
 ②1枚のとき…50円硬貨は0~4枚の5通り
 ③2枚のとき…50円硬貨は0~2枚の3通り

 ④3枚のとき…50円硬貨は0枚の1通り
なお、10円硬貨は残り金額に応じて自動的に決まるので考えなくてよい。

10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

よって、これらを足して(同時には起こらないので和の法則より)16通り

  支払い方法の問題②<使用枚数の上限があるもの>(大阪桐蔭中2021年)

50円玉を7枚、100円玉を4枚、500円玉を1枚持っており、そこから700円を支払います。支払いの方法は▢とおりあり、そのうち枚数が最も多くなるのは□枚です。

最大の硬貨である500円玉を何枚使うかで場合分けをすると
 ①0枚のとき…100円玉は0~4枚の5通り
 ②1枚のとき…100円玉は0~2枚の3通り

ただ、本問では硬貨の枚数に上限があるため、この8通りには残った50円玉では作れないものも含まれており(下表の赤い部分は残り350円を超えている。これがわかるよう今回の表は残額で作成)、実際に支払える方法は黄色部分の 4通り

10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

そして「枚数が最も多くなる」のは50円玉を一番多く使うとき。つまり50円玉で残り300円を作るとき(50円玉6枚)。このとき500円玉0枚、100円玉4枚なので、ぜんぶ足すと 10枚

  支払い方法の問題③<「支払える金額」問題とセットで一つの大問にしたもの>(金蘭千里2022後期)

10円、50円、100円の3種類の硬貨について、次の問いに答えなさい。

⑴ 50円硬貨6枚、100円硬貨7枚の計13枚の硬貨の一部または全部を使って、ちょうど支払うことができる金額は何通りあります。

50円硬貨6枚、100円硬貨7枚」の合計1000円。このとき50円から1000円までの20通りを50円きざみで対応できる。

⑵ 10円硬貨2枚、50円硬貨3枚、100円硬貨3枚の計8枚の硬貨の一部または全部を使って、ちょうど支払うことができる金額は何通りありますか。

数え上げにダブりが出ないよう「100円硬貨3枚」は「50円硬貨6枚」に両替して考える(過去記事)。つまり「10円硬貨2枚、50円硬貨9枚の計11枚の硬貨」を使う問題と読み替える。

このとき「ちょうど支払うことができる金額」は、10円硬貨の使い方が0~2枚の3通り、50円硬貨が0枚~9枚の10通りあるから、単純計算で3×10=30通り。

ここから0円となる1通りを忘れず引いて 答. 29通り

⑶ どの硬貨も十分な枚数があるとき、3種類の硬貨を使ってちょうど250円支払うには、何通りの支払い方法がありますか。ただし、使わない種類の硬貨があってもよいものとする。

最大の硬貨である100円硬貨を何枚使うかで場合分けをする。

 ①0枚のとき…50円硬貨は0~5枚の6通り

 ②1枚のとき…50円硬貨は0~3枚の4通り

 ③2枚のとき…50円硬貨は0~1枚の2通り


10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

これらは同時に起こらないので和の法則より 12通り 

10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

10円,50円,100円の硬貨 で 250円を支払う方法

硬貨 支払える金額 何通り?

回答 硬貨支払うときは、1種類につき20枚までと法律で定められています。

100円玉1枚50円玉 2枚 10円玉3枚を使って支払える金額は何通り あります か?

100円玉1枚50円玉2枚10円玉3枚を使って支払える金額は何通りありますか。 というもの。 一見すると、硬貨の数がそれぞれ示されいるので「組み合わせのパターン数」を答えそうになりますが、息子さんの出した答えは「230通り」。