約2年半ぶりとなる「啜磨専科」に再訪問しました。
「川の先の上」を出た後に向かった店は、同じく「G麺7」グループで同じ上大岡にある啜磨専科(すすりませんか)。
現在6店舗あるG麺7の2号店として2011年12月13日オープンの啜磨専科はG麺7から程近い場所に開店してユニークな屋号といい色々オープン当初話題になりましたが屋号に相応しく、つけ麺をメインに提供する店になります。
当時まだ流行りでも定番でもなかった清湯スープに細麺を合わせるスタイルが評判を呼び、現在も唯一無二とも言われてるザ・塩つけ麺が看板メニュー。
ラーメンたべるならG麺7、つけ麺すするなら啜磨専科と謳ってます。
22時過ぎに入店すると閉店近い時間帯だからか先客2後客0と空いてましたね。
券売機。
麺メニューは、ザ・塩つけ麺【温かいスープ】並900円、小850円・ザ・塩つけ麺【冷たいスープ】並900円、小850円・正油つけ麺 並900円、小850円・らう麺正油850円・らう麺塩850円・汁無担担麺(辛痺)880円の6種類。
完全なるつけ麺専門店ではなく、ラーメンフリークからも評判の清湯醤油のらう麺正油、らう麺塩と辛痺の汁無担担麺もあります。
ザ・塩つけ麺のみスープを温かいのと冷たいのから選べ、オープンしてから暫く正油つけ麺はFとHの2種類ありましたが正油つけ麺1種類だけになりました。
トッピングは味付玉子100円のみで、サイドメニューは小ライス100円・葱鶏チャーシュー丼(レモン風味)350円。
注文したのは「正油つけ麺 大盛」¥950+「葱鶏チャーシュー丼」¥350
前回ザ・塩つけ麺 温かいスープで食べたので今回は正油つけ麺 大盛と葱鶏チャーシュー丼を。
目につくのが昆布出汁に浸った交わるように盛りつけられた2種類の麺で、2種の麺を1つの器にのせてる店はあるが2種類の麺を混合させての提供は珍しい。
つけ汁は濁りのある清湯醤油味。
鶏ガラ・豚骨の動物出汁に魚介出汁を合わせた構成で、ザ・塩つけ麺同様豚ガラでとろみをつけてるっぽく動物出汁の旨味はコクもあるし下支えしてるが魚介のほうがキリッと効かせて風味の主張が強め。
ちなみにとろみはあるけどそこまで強くないので口当たりはサラッとしてます。
醤油ダレは尖りなく塩味も穏やかながら深めのコクが出汁とバランス良くマッチ。
麺は自家製の細ストレートと乱切り平打ちストレート。
2017年秋頃から昆布出汁に浸かった合い盛りスタイルの麺に変わり白い細麺は正油つけ麺に合わせてた2種類の小麦と全粒粉をブレンドした麺に近く小麦風味豊かで食感も良いですね。
田舎蕎麦を彷彿させる黒い平打ち麺は、なんと全粒粉を40%も配合した麺となり、つけ汁に潜らせても強烈にストレートな麦風味がきます。
どちらも啜り心地の良さも印象に残り、昆布水は煮干しと羅臼昆布と椎茸を水出して追い鮪節をした旨味たっぷりの出汁を麺に絡ませてるとのこと。
麺量は個人的に大盛でちょうど良かった。
具は豚チャーシュー2枚・鶏チャーシュー・メンマ・海苔・三つ葉・刻み白ネギ。
豚チャーシューは柔らかく肉の旨味をダイレクトに感じとれ美味い。
鶏チャーシューは定番のしっとり柔らか。
海苔の上に黒いペーストが少量添えられてるが、焦がし醤油のようなコクと風味が付与され良いアイディア。
葱鶏チャーシュー丼は、ご飯の上にカットした鶏チャーシューとネギを強めの塩ダレで味付けして黒胡麻を振りかけレモン風味がほんのりします。
ルックスからして個性ありましたがレモン風味よりも塩気と黒胡麻風味がインパクトあり海苔も5枚添えられてるので、ご飯と一緒に巻いて食べても美味しい。
一緒に醤油ダレも提供されるので、少量垂らして食べても合いますね。
今風の清湯醤油つけ麺とは異なり現代でも個性のある正油つけ麺で満足。
G麺7同様23時迄営業してるので今後再訪する機会が増えそう。
次はらうめん正油を食べてみよう。