JavaSEの最新バージョンは?

どーもー、現在某IT系の会社でjavaエンジニアとして働ている者です(当ブログの管理人です)

今回の記事では、現在PCにインストールしているjavaのバージョンの確認手順について。

※Windows、Mac、Linuxと、各OSごとの手順をまとめています。

また、javaバージョンをアップデートする方法や、複数のバージョンを並行運用する方法についても、順に解説していきます。

というわけで、以下目次になります。

  1. java(jdk)のバージョン確認手順
  2. javaのアップデート方法
  3. 複数バージョンのjavaを並行運用する方法 ~切り替え手順も
  4. java(jdk)の最新バージョン情報について
  5. javaのバージョン一覧

java(jdk)のバージョン確認 ~windows・mac・linux、それぞれの確認手順

JavaSEの最新バージョンは?

ではまず、PCにインストールされているjavaバージョンの確認手順について、各OSごとにまとめていきます。

※JREも、JDKと確認手順は同じですので、参考にしてください。

  • 「windows」

    javaバージョンの確認手順は、いくつかありますが、一番簡単なのは、コマンドプロンプトでの確認になりますね。

    コマンドプロンプトを開いたら、「java -version」と実行してみてください。

    java -version

    Picked up JAVA_TOOL_OPTIONS: -Djava.net.preferIPv4Stack=true

    java version “1.8.0_281″

    Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_281-b09)
    Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.281-b09, mixed mode)

    JavaSEの最新バージョンは?

    上記から、javaのバージョンが、1.8であることが分かりますね。

    ちなみに、バージョン表記についてですが、例えば、上記と同じ「build 1.8.0_281-b09」の場合、

    1.8の8:メジャーバージョン
    281:マイナーバージョン
    b09:ビルド番号(リリースされるまでの、開発のインクリメント番号)

    ※ビルド番号については、開発情報になるので、利用者が特に意識する必要はありません。
    ※バージョン表記の意味については、Windowsだけじゃなく、LinuxやMacでも同じです。

    ちなみに、以下のような結果になる場合は、環境変数にjavaを設定しないか、または、そもそもjavaをインストールしていないかの、どちらかになります。

    JavaSEの最新バージョンは?

    環境変数の確認については、同じくコマンドプロンプトにて「echo %PATH%」と実行して、javaに関するパスがセットされているか確認します。

    echo %PATH%

    C:\Program Files (x86)\Common Files\Oracle\Java\javapath;C:\Windows\system32;・・・

    JavaSEの最新バージョンは?

    上記のように、javaに関するパスがセットされていれば、バージョンも表示されるはずです



    ちなみに、java(JDK or JRE)を、セットアップファイルから、インストールした場合は、コントロールパネルからjavaバージョンを確認する方法もあります。

    JavaSEの最新バージョンは?

    上記の通り、「コントロールパネル」→「プログラム」→「java」から、確認することができます。

  • 「Mac」

    Macの場合も、Windowsと同じで、「java -version」で確認することが可能です。(Macの場合は、ターミナルを利用します)

    確認手順は、上記のWindowsと同じなので、割愛します。

  • 「linux」

    Linuxも、Windows・Macと全く同じとなります。

    「java -version」で確認してください。

以上、各OSごとの確認方法まとめでした。

javaのアップデート(バージョンアップ)方法 ~Windows編

JavaSEの最新バージョンは?

続いて、javaのアップデート手順について解説していきます。

※解説内容は、Windowsでの手順となりますが、MacやLinuxでも参考になります。

まず、javaのバージョンアップについてですが、大きく以下2つの意味を持ちます。

  • 「メジャーバージョンアップ」:新機能の追加や、セキュリティ対応

  • 「マイナーバージョンアップ」:セキュリティ対応のみ

※セキュリティ対応とは、javaに対して、何かしらの脆弱性が見つかった時に、その問題が無くなるよう対応することです。

アップデートの方法も、メジャー・バージョンか、マイナーかによって、手順が変わる可能性があります。

なので、それぞれの手順について順に解説していきます。

  1. 「メジャーバージョンのアップデート」

    メジャーバージョンの場合は、java(JRE or JDK)のダウンロードページから、新しいバージョンのzipファイルをダウンロードして、それを解凍するだけでOKです。

    ※ダウンロードやインストール手順は、以下を参考にしてください。

    → java(jdk)のダウンロード&インストール方法を初心者向けに解説 ~Windowsの環境構築

    古い方は、削除しても・残しても、どちらでも問題ありません。

    ちなみに、並行運用することも可能です(詳細は、次の章にて解説します)

    1点、注意点として、古い方のバージョンのjavaパスが、環境変数にセットされている場合は、新しい方に変更する必要があります。

    環境変数のセットや変更は、以下の記事を参考にしてください。

    → javaの環境変数(PATHとJAVA_HOME)の確認と設定方法 ~Windows、Linux・Mac版

    ※Windowsの場合、セットアップファイルやインストーラーファイルをダウンロードして、そこからインストールする事もできますが、

    上記の通り、zipファイルからインストールする方法をおすすめします。

    セットアップファイルからインストール方法だと、自動的に環境変数にjavaのパスがセットされたり、事前に古い方をアンインストールしないとダメだったりする可能性もあるので。。

  2. 「マイナーバージョンのアップデート」

    マイナーバージョンのアップデート手順については、java(JRE or JDK)をインストールした時の方法によって、手順が違ってきます。

    ・zipファイルをダウンロードして、それを解凍しただけなのか。

    ・セットアップ・ファイル(または、インストーラー)から、インストールをしたのか。

    前者の場合は、基本的には上述のメジャー・バージョンと同じ手順になります。

    該当のメジャーバージョン内で、最新のzipファイルをダウンロードして、それを解凍するだけでOKです。


    一方、後者の場合は、

    自動で、定期的にアップデートの有無をチェックして、アップデートがあれば通知を出してくれます(以下、参考)

    JavaSEの最新バージョンは?

    また、「コントロールパネル」→「プログラム」→「java」から、手動でアップデートすることも可能です(以下、参考)

    JavaSEの最新バージョンは?

以上、javaのアップデート方法の解説でした。

上述の通り、javaは、複数のバージョンを並行運用することが可能です。

実際、私の会社のPCでは、java(jdk)のVer6,8,11と、3つのバージョンを並行して運用しています。

(java開発するアプリケーションによって、バージョンを分けています。)

並行運用する方法は簡単で、それぞれのバージョンのjava(jdk or jre)のインストールを、

上述している「zipファイルをダウンロードして解凍する方法」でインストールするだけです。

※セットアップ・ファイルからインストールする方法では、並行運用できない可能性があるので注意してください。

あとは、環境変数にセットしているjavaパスを、それぞれのバージョンで切り替えて運用していくだけなのですが、

そもそも個人的には、環境変数へのjavaパスの設定は、しなくても良いと思っています(どちらでも。)

(私自身は、やっていないです)

※何かしらのjavaで動くアプリケーションなど、実行などで「java」が必要な場合は、直接指定して、実行するようにしています(以下、参考)

JavaSEの最新バージョンは?

(上記の場合は、javaのver8で実行しています。)

(上記の通り、javaコマンドの実態は、「java.exe」になります。)

以上です。

java(jdk)の最新バージョン情報について

現在、世の中にリリースされているjavaで、最新バージョンを確認したい場合には、

javaを管理・提供しているオラクル社の公式HPをチェックすることで確認できます(以下)

オラクル公式HP:Javaダウンロードページ

JavaSEの最新バージョンは?

上記、java(oracle JDK)のダウンロードページにて、最新バージョンを確認できます。

2022/5時点では、java18が最新バージョンですね。

ちなみに、各メジャーバージョンの中で、最新のマイナーバージョンを確認したい場合には、以下のアーカイブページで確認できます。

オラクル公式HP:Javaアーカイブ

JavaSEの最新バージョンは?

上記は、java11の最新マイナーバージョンを確認しています。2022/5時点では、「15」が最新になっていますね。

ちなみに今回は、オラクル社が提供するjava(oracle JDK)の最新バージョンの情報になりますが、

同じオラクル社でも、「oracleJDK」・「openJDK」と、2つのJDK(java)を提供していますし、

世の中には、別の会社や団体(AmazonやMicrosoft等)が提供しているjava(open JDK)も存在するので、その辺の事については以下の記事にて詳細にまとめています。

→ 【javaの商用利用の有償化問題】OracleJDKとOpenJDKのライセンスの特徴と、OSS版のおすすめまとめ

※とはいえ、最も一般的な公式のjavaは、オラクル社の提供するjava(oracle JDK)なので、一旦ここでは気にしなくても問題ありません。

javaのバージョン一覧と、各バージョンのサポート期間まとめ

JavaSEの最新バージョンは?

参考:ウィキペディア:Javaバージョン履歴

上記は、2022/5時点で、これまでに世の中にリリースされてきたjavaのバージョンの一覧になります。

ver1~17まで存在して、各バージョンによって、名前の表記(呼ばれ方)が違ったりしていますね。

バージョン1は、1996年のリリースなので、20年以上の長い歴史があることも分かります。

(上記のwikiでは、各バージョンごとに追加された機能なども確認することができます)

また、各バージョンには、それぞれサポート期間が設けられています(以下)

JavaSEの最新バージョンは?

※ver6以前については、サポート終了となります。

参考:オラクル公式HP:Oracle Java SE Supportロードマップ

上記は、oracleが提供するjava(oracleJDK & openJDK)のサポート期間がまとめられています。

ここで言う「サポート」とは、主にセキュリティ対応を伴うバージョンアップ(アップデート)を指しており、定期的にバージョンアップされたjavaが提供される事になります。

そして、上記記載の「Premier Support期限」までの期間は、無償(無料)でのサポートで、それ以降は、有償でのサポートとなります。

また、「Extended Support期限」までの期間は、定期的にバージョンアップが繰り返されますが、

「Sustaining Support」以降は、個別での問い合わせ対応に切り替わります。

ちなみに、上記の表を見れば分かりますが、LTS版のバージョンについては、無償サポート期間が長く設定されている事が分かります。

※LTSとは、「Long Term Support」の略で、長期サポートという意味を持ちます(そのままですね)

なので、javaユーザーは基本的には、LTS版のjavaを利用することになります。

JetBrains社が2021年に調査した統計データでも、以下の通り明らかですね。

JavaSEの最新バージョンは?

JetBrains公式HP:javaに関する統計調査結果

(私の会社でも、java8とjava11を採用しています。)

以上です。

今回の記事では、javaのバージョン確認手順とアップデートの方法について。また、各バージョン情報や、サポート期間等についても解説してきました。

javaプログラミングを勉強している方や、今後やろうと思っている方の参考になっていれば幸いです。では。

JavaSEの最新バージョンは?

バージョン一覧.
Java SE 12 (2019年3月19日).
Java SE 13(2019年9月17日).
Java SE 14(2020年3月17日).
Java SE 15(2020年9月15日).
Java SE 16 (2021年3月16日).
Java SE 17 (2021年9月14日).

Java17のサポート期限は?

一方、有償サポートが提供される代表的なJavaディストリビューションであるOracle JDKでは、現時点でOracle JDK 17のPremier Support期限が2026年9月まで、Extended Support期限が2029年9月までと明示されています。

Javaの最新JDKは?

Java の開発を行うために必要となる OpenJDK のダウンロード及びインストールについて解説します。 今回は Oracle 社が提供している JDK のバイナリである Oracle OpenJDK を利用します。 2021年2月 現在で最新のものは OpenJDK 15.0.2 です。

Java16のサポート期限は?

Oracle Java SE製品のリリース.